カラダと地域のまんなかに 東北大学病院Webマガジン「へっそ」
雪が降る寒い冬、雪かきをしたりスキーに行ったりと、手足の先が冷たくなりしもやけになる方も多くなる時期です。しもやけの漢方薬としてよく用いられるのが、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)です。中には、血液循環を促進する当帰に、体を温める桂皮や生姜、呉茱萸、細辛などが含まれ、内服すると手足がほんわり温かくなります。冷えで悪化する頭痛にも効果があります。