カラダと地域のまんなかに 東北大学病院Webマガジン「へっそ」
前回につづき、漢方の診察方法「四診(ししん)」についてお伝えします。 今回は「聞診(ぶんしん)」について。
聞診は、聴覚や嗅覚から情報を得る診察する方法です。 例えば、話をする時の声の大きさや発声、発語の仕方を聞き、咳をしている時には咳嗽の大きさや激しさを聞きます。また、匂いを嗅ぐのも聞診に含まれ、排泄物のにおいや口臭などを嗅いで情報を得ます。
体格が良く、しっかり話をされる方で、便秘で便の臭いが強く、口臭もあったりする場合は、体に要らない熱がこもっているのかもしれません。