冬の感染症
感染症は季節を問わず1年を通して流行がありますが、特に冬に流行する感染症にインフルエンザ、ノロウィルスなどの感染性胃腸炎があげられます。感染症の広がり方には3つのルートがあります。
1つは手です。ウィルスの付いた物に触れた手で口元や鼻に触るというルート。
2つは飛沫です。ウィスルを持った人の咳やくしゃみなどのしぶきから吸い込む。
3つは空気です。空気中に浮いている微生物を吸い込む。
さまざまな経路で感染しますが、私たちが一番手軽にできる予防法の一つは手洗いです。ただし、正しい方法で行うことが大切です。また、マスクを着けるなど、他の予防法と組み合わせることで、さらに防ぐことができます。
正しい手洗いが身につく「おててテトテト」
東北大学病院では「おててテトテト」という手洗いの歌をつくりました。お子さんだけでなく大人の方でも楽しみながら、“正しい手洗い”を身に付けられるにと工夫しました。かわいいアニメーション付きの動画になっていますので、ぜひ、「おててテトテト」を見て、歌って、手洗いに挑戦してください。
手洗いのポイントは6つです。
①手のひらをこすり合せる
②手の甲を洗う
③指先5本を合わせて、もう一方の手のひらの上でくるくると回す
④指と指を交差させて間を洗う
⑤親指をつかんで洗う(洗い残し注意!)
⑥手首をつかんで洗う
最後に石鹸を水でしっかりと洗い流し、清潔なタオルでしっかりとふきます。これで手洗いが完了です。この正しい方法で洗うことで、感染症の原因となるような菌やウィルスを1/100にすることができます。
東北大学病院オリジナル手洗いうた「おててテトテト」