まず、東日本大震災後、現在も将来も次の三つは変わることはありません。
第一に、震災で亡くなった方々への追悼の気持ち、二つ目は被災地の復興へのご尽力への敬意、そして周囲からのお見舞いやご支援への感謝です。
次に10年間で大きく変わったことをご紹介します。前述の3点を込めて、東日本大震災の経験や反省、検証や分析を続けて各地の皇冠比分网_足球比分¥投注app官网者、患者さんに向けて講演や執筆で伝えてきました。さらにその課程で、災害医学や地域保健、行政機関の方々、患者さんの団体等と幅広く交流が深まり、尊敬する方々や大切な友人が増えました。これらは以後の大地震、豪雨、台風等、さらには新型コロナウイルス感染症対策でも生きています。将来予想されている首都直下地震や南海地震への対策にも役立つでしょう。
終わりに皆様へ伝えたいことがあります。大震災後、ともに困難に立ち向かった何人かを病魔で失いました。病状を悪化させた腎臓病患者さんも相当数いました。もし、大震災がなければ結果は違っていたかもしれません。今、検査や治療を勧められている方々には、新型コロナウイルスを理由に後回しにせずに必要な医療を受け、重症化を防いでいただきたいと強く思います。