災害時、自らの力で生き延びることの大切さは言うまでもありませんが、その後の避難所生活では、水汲みや掃除当番など、お互いに助けあって生活していく必要に迫られることがあります。このとき、地域の中に知っている人がいるかいないかで共同生活のしやすさは大きく異なります。炊き出しや、共同浴場の設置、食糧の配給などは地域単位での取組みになりますので、日頃から地域コミュニティが構築されていれば有利です。また、近所の人とお互いが顔見知りであれば、一人暮らしで被災しても、見つけ出してもらいやすくなるでしょう。最近では、人と人とのつながりが希薄になりつつありますが、日頃から、近所同士のつながりを大切にしておくとよいでしょう。