広報室スタッフが院内の”いろいろ”をレポートする「広報室レポ」。
院内の気になるアレやコレを徹底レポートいたします!
第1回目は、外来診療棟2階にある「病院食堂」をご紹介。ここは一般の方も職員も利用できる食堂で、ランチタイムにはたくさんの人が訪れています。平日朝7:30から営業しているので、朝食として利用する職員も多いようです。入り口は、一般の方用と職員用の2つに分かれていて、少しだけメニューやシステムが違います。例えば、一般の方用はレストランのように席で注文できますが、職員は全てセルフ方式です。
今回は、一般向けのランチメニューをレポートしたいと思います!メインとなるのが「日替わりランチ」。一般の方用には、Bランチ?Cランチの2種類が用意されていて、売り切れごめんシステムです。Aランチは職員限定です。
なんとこの日替わりランチ、毎日違った内容を出しているのだそう!1ヶ月通ったとしても「ちょっと飽きてきた???」なんてこととは無縁です。食材は、全体で見た場合に、豚肉、牛肉、鳥肉、魚、麺の5品が必ず含まれています。もちろん、塩分やカロリーの計算もしっかりされていて、1食分のおかずに含まれる塩分は3.5g、カロリーは600kcal以内に抑えてあります。さすが病院食堂だけあって、栄養面の配慮も万全!
それでは、先日、潜入試食してきた日替わりランチのメインをご紹介します。
メインのチキンは、オーブンで柔らかく焼き上げてあって、あっさりした味付けです。きのことなすを使った野菜たっぷりのソースがとっても秋らしい。副菜の五目きんぴらは、歯ごたえのある野菜がたくさん入っていて、満腹感を得るための工夫がされています。意識しないと減りがちな噛む回数も、これなら自然に増えますね。もぐもぐもぐ。
メインのおかずは、中華、魚、ハンバーグなど、週ごとにテーマを変えてつくられます。この日、私がいただいたのは中華のチンジャオロースーでした。オイスターと甜麺醤のしっかりした味付けに、ピーマンと牛肉がたっぷり入っています。
食べ応えがあるだけでなく、栄養バランスを考えたひじきと大豆の副菜もついています。ボリュームがあっても、きちんと野菜が摂れるので安心です。
ご紹介した2つも次の登場は来月か、再来月が、来年か???毎日違うものが食べられる食堂って、なかなかないですよね。
さて、気になるメニューの生みの親ですが、病院食堂の栄養士を担当している佐藤さん。何と、全てお一人で決めているんだとか!すごい!早速、メニューを考えるときの工夫などについてうかがいました。
佐藤さん 『メニューについては、食堂の全職員がお客さまの健康第一に配慮し、かつ、お客さまに満足感を与えられるよう、各人のアイディアをふんだんに出し合ってお客さまの目線に立って考えています。また、季節に応じた旬の食材を使用し、ランチを日替わりにするなどの工夫もしています。お客さまに「おいしい」と言っていただけるのが私たちの誇りでもあり、今後とも、栄養バランス等に配慮した多様なメニューを取り揃えお待ちいたしておりますので、よろしくお願いします。』
佐藤さんが考えるランチには、食べる人への温かいお気持ちがこもっているのですね。栄養面だけではない心遣いに、何だか気持ちがほっこりしました。実は、日替わりランチの他に、不定期ながらスペシャルメニューもあるんだとか。例えば、お月見の季節にはお月見弁当、クリスマスにはミートローフやビーフシチューなどが登場します。ハロウィンにはお菓子がついてきたりすることも。この他、牡蠣や牛タンなど旬の食材やご当地食材が登場することもあるのだそうです。もちろん、早い者勝ち!
なんでも、佐藤さんによると、次のスペシャルメニューを企画中だとか。まだ決定前のため、詳細をお伝えできないのが残念!登場するまでお楽しみに。
いつも食べている食堂のランチには、いろんな工夫がされていたと分かった今回のレポート。たくさんの工夫は、お客さまへの思いやりの気持ちそのものです。これからの季節、どんなものが並ぶのでしょうか。秋の旬を食べるのがたのしみです。今後の新メニューにも注目です。
取材日:2014.09.29
レポート:広報室