お知らせ
第1回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動の表彰を受けました
薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動の第1回表彰式が6月26日、東京お台場の日本科学未来館で執り行われました。優良事例として、本学から、東北大学大学院医学系研究科総合感染症学分野の賀来満夫教授(東北大学病院総合感染症科 科長)の「ソシアルネットワークで取り組む感染症危機管理活動」が文部科学大臣賞を、Smile Future JAPANの「学生による抗菌薬啓発キャラバン」が薬剤耐性対策推進国民啓発会議議長賞を受賞し、表彰を受けました。
賀来満夫教授は、1999年より東北地域で活動を開始し、地域の医療機関や行政、企業、市民の方々との幅広い社会ネットワークをつくり、感染症対策をはじめ、抗菌薬の適正使用等の感染症危機管理に関する幅広い啓発活動を推進してきました。このネットワーク活動は、医療施設ならびに地域社会全体における感染防止対策の実践が感染症の蔓延防止に有用であるとのエビデンスを示す、我が国初のモデルとして高く評価され、今回の受賞となりました。登壇した賀来教授は、「17年にわたる活動が評価されて嬉しく思っている。感染症は個人を越える病気。そのため、ひとり一人が自覚し感染予防に努め、さらに社会全体でネットワークを作り、感染症を制御していくことが大切である」と強調しました。
Smile Future JAPANは、東北大学医学部の学生を中心に東京、沖縄の医学生が参加する学生団体で、薬剤耐性の啓発活動として子ども向けのワークショップを行っています。代表の高橋揚子さん(平成28年度東北大学医学部卒業)は「子どもたちは、ウイルスや菌について楽しみながら理解してくれたと感じている。学生だからこそできることを考え、今後も発展させて行きたい」と意気込みを話しました。
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