お知らせ
平成30年度第3回記者懇談会を開催しました
平成31年1月31日、平成30年度第3回記者懇談会を開催しました。当院は、社会に開かれた透明性の高い病院運営を目指して地域社会への積極的な情報発信を推進しており、記者懇談会は当院の最新の取り組みなどについて報道機関の方々に情報提供することを目的としています。今回は「脳卒中」をテーマに、八重樫伸生 病院長、冨永悌二 脳神経外科 科長、新妻邦泰 医工学研究科神経外科先端治療開発学分野 教授、神宮啓一 広報室 室長が出席して実施し、11社12名の方々にご参加いただきました。
冒頭の八重樫病院長による挨拶の後、冨永科長が「脳卒中:最新事情と本院の取り組み」と題して、日本における脳卒中の状況、救急?急性期の対応、本院の脳卒中医療の取り組み、脳卒中医療の課題と展望などについて説明したのち、新妻教授が「これからの新しい治療 神経再生治療 ~失われた神経の働きを取り戻す」と題して、脳梗塞に対するMUSE細胞治療などを紹介しました。
その後、昨年5月に稼働した先進医療棟に導入したハイブリッドER(iTUBE*)を見学いただきました。救急患者さんを動かすことなく、CT撮影、血管撮影、処置が可能な最新鋭の設備により、救急搬送から血管内治療までが高速化され、脳卒中のさらなる早期治療が可能になったことについて紹介しました。最後に、参加者の方々と当院職員との間で懇談の場が設けられ、より一層交流を深める機会となりました。
当院は、今後も社会に開かれた透明性の高い病院運営を目指して、地域社会への積極的な情報発信を推進してまいります。
*iTUBE:integrated Tohoku University Hospital Resuscitation Bay for Emergency patients