お知らせ
第18回市民公開講座を開催しました
6月23日(土)仙台国際センターにおいて、第18回市民公開講座を開催しました。
今回は、「もっと知りたい!血圧と腎臓の神秘」と題し、当院腎?高血圧?内分泌科の医師による腎臓病や高血圧についての基調講演や、保健活動を考える自主的研究会代表の熊谷勝子氏による記念講演のほか、講演者によるパネルディスカッションを行いました。また、イベントコーナーでは「血圧を測って健康チェック!」と題した血圧測定コーナーのほか、減塩食に関する展示、当院の各診療科を案内するポスター展示などを実施しました。
基調講演では、まず、腎?高血圧?内分泌科科長の伊藤貞嘉教授が「腎臓を護ることは命を護ること?血圧管理で百までピンピン?」と題し、腎臓と高血圧の話を中心に、高血圧の治療?予防や減塩の必要性について紹介しました。続いて、腎?高血圧?内分泌科の森本玲講師が「ホルモンを知り血圧を下げよう」と題し、ホルモンの異常が原因となる高血圧症「原発性アルドステロン症」について、病気の仕組みや治療法について紹介しました。さらに、腎?高血圧?内分泌科の宮崎真理子特命教授は「メタボに潜む腎臓病」と題し、宮城県にはメタボリックシンドロームの方が多いこと、メタボリックシンドロームと腎臓病の関係、腎臓病の重症化を防ぐ方法について紹介しました。
記念講演では、保健活動を考える自主的研究会代表の熊谷勝子氏が「体の中での塩のお仕事は?」と題して、長野県での実際の取り組みの例について話をまじえつつ、減塩を意識した食生活の重要性についてご講演いただきました。また日常の中で何を食べるべきか判断する力、考える力が重要であり、わからないことは保健師や栄養士に聞くなどこれからも勉強を続けて欲しい、とのメッセージで講演を締めくくりました。
休憩を挟んだ後のパネルディスカッションでは、「症状のない病気をどう気づいてもらうか?」と題し、腎?高血圧?内分泌科の工藤正孝准教授による司会のもと、ご参加いただいたみなさまより事前にいただいた質問に対してパネリストの講演者が回答しました。
ご参加いただいたみなさまに、深く感謝申し上げます。
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